2025/05/27 19:32
今朝、iPhoneをいじっていると気になるお知らせがポップアップしてきた。

昨年だか一昨年だったか、たまの電車かもしれないが聞きたくなってSpotifyにないかなーと思って検索したところ、原曲はヒットしなかったもののmacaroomなるユニットとコラボしたものが出てきた。(原曲も素晴らしいのでご存じない方は上記リンクから聞いてみてください、少し不気味でアニメーションも素晴らしい。)

これまたすげー良かった。
macaroomとは何者なんだとそれから聴き漁ってすっかりハマっています。
耳馴染みの良いエレクトロに心地良いウィスパーボイスのボーカル、難解なことしてるのにポップに昇華した素晴らしい楽曲たち
昨年は新譜も出たりと陰ながら一ファンとして楽しんでおり、"ライブもやらないかなー"なんて思っていたところに最初のポスト
ライブだと良いな、楽しみにしています。
と、好きなたまの曲を探していたところ、新たな好きに出会えた繋がり、喜び
これは自分の扱う当時の洋服でもそれについて調べていたり、人から聞き伝えてもらったりでそことそこが繋がるのか!という喜びや発見があります。
maharishiも知っていくほどにそんな繋がりや面白みが出てくるブランドの一つかなと
ブランドとしては1994年にHardy Blechmanがスタート
ミリタリーウェアの収集家、バイヤー、トレーダーとしても知られており、ブランド初期のアイテムはミリタリーアイテムにmaharishiのタグを縫い付けて販売していたり、リメイクしたものも扱っていたようです。
そんなmaharishiの洋服は当時セレクトショップのダファーでも取り扱っていました。
後に6876を立ち上げるKenneth Mackenzieがバイヤーとして買い付けていたとのこと
古いmaharishiはどこかハンドクラフト感というか試行錯誤して実験をしているような姿勢を感じて好きです。
1997~2000年にかけてはTony Spackmanがデザイナーに入ります。(彼は後にNIKE, GIVENCHYで仕事をします)
彼は元々インターンでダファーでも仕事をしています。
このどんどん繋がっていくというか広がっていく感じがワクワクしませんか?笑
彼の手掛けた時期のmaharishiもとても面白いです。
革新的にTeflonやCOOL MAXなどの新素材を取り入れたりしますし、その姿勢はどこかSTONE ISLANDやC.P.COMPANYなんかにも通ずるなあと思っていました。
そしたらやはりMassimo Ostiとも繋がりがあり、生地開発を共にしたりと色々とやっていたみたいです。
(Web記事、前に他の記事でもその記述を見たんだけどすぐに見つからなかった。)


フロントはベイカーパンツ、バックはモンキーパンツのキメラデザイン
張りのある面白い生地、恐らくTeflon加工(防汚性があるよう)
バイカラーのriri zip、リフレクターパイピング、ショーツ使いもできるギミック


年代はTony Spackmanが抜けた後だけどデザインベースは彼のもの
アシンメトリーなデザイン、右側が垂れ下がり、左側が吊り上がる
日本の侍は腰の左側に刀を差すので、刀が抜きやすいようになのかなという見解の記事を見て面白いなと思った。
COOL MAXボディ、脅威の速乾性に風通しの良さ、蒸し暑い日本の夏にぴったりなプラスワン


これは2001SSだと思う。
セカンドラインの位置付けだろうか、MHIより
少しノイズというかフィルターのかかったようなほんのりブルーグレーのボディに涼しげで無機質なカラーで等高線が全面にプリントされた半袖シャツ

胸ポケットから襟元にイヤホンコードを通す為のコードホール
(今や無用のディテールか、こういった時代感も面白い)


maharishi Sno Pants 'Dark Grey'
maharishiの代表作でしょう、Sno Pants
最初はオリジナルのミリタリースノーパンツをリメイクしたりしながら、当時のHIP HOPシーンの若者たちに販売したりしていたようです。
定番ゆえに今までは少し意識的にピックしないでいましたが、前回の買付けで何本か見かけ、今改めてこのシルエットのパンツも欲しいなと思い買い付けました。
程よいオンスのコットンボディ、青みがかったグレー
スレーキはサイケなマーブルカラー、こういうところにグッときますよね。
好きなレーベルですがイギリスでもなかなか見つけられません。
僕ももっと頑張ります。
何かをきっかけに繋がること、広がりを見せること